澱粉加工会社の作る異性化糖について


言葉遊びかもしれませんが、少し気になった事として、
「異性化糖があるのなら、同性化糖はないのだろうか?」
という疑問が生じました。
詳しく調べたところ、異性化糖とは「糖が異性化したもの」で、
異性化とは「ある化合物が異性体に変化すること」で、
異性体とは「同じ数、同じ種類の原子を持つが、
違う構造のもの」ということが分かりました。

つまるところ、異性化糖に対義語を要求するのは的外れなのかもしれません。
おまけとして、同位体とは「原子番号は同じだが電子数が違い、
質量が違うもの」(参考例:普通の水と重水)で、
同素体とは「原子の配列や結合方式が異なるもの」
(参考例:ダイヤモンドと鉛筆の芯)だそうです。

本題に入りますが、こうした異性化糖は数多くの商品に
“原材料”として使われています。
デンプンをそのまま製品に使うよりも、
分子構造を変化させた方がより効率良く使えるということなのです。
日本コーンスターチ株式会社はそうした異性化糖を
数多く開発している“原材料開発企業”で、ジャムや和菓子、
洋菓子、惣菜、ソフトクリーム、ゼリー、タレ、アルコール飲料、
清涼飲料水、食品全般に欠かせない
糖化製品(異性化糖・ブドウ糖、水あめなど)を数多く製造しています。

糖化製品の用途は「甘味、物性の調整」ですので、
一種類あれば事足りるように思えますが、
それぞれの商品に適した添加物が存在していますので、
日本コーンスターチ株式会社は複数の糖化製品を開発し、
それぞれの加工食品開発に役立たせているのです。
似たような特徴でも「甘味を抑えた」や「粘性が強い」など、
食品開発においては、こうした僅かながらの差異を持つ
“原材料製品”が必要なのです。

ただし、これだけ多岐に分かれる特徴を持つ数多くの製品を開発しつつ、
糖化製品の素材として使っているのは
コーンスターチ(とうもろこし)です。
独自技術だけで、一種類の素材から
これだけ多くの異性化させた製品を作っているのです。